【映画】ラストナイト・イン・ソーホー感想と考察※ネタバレ有り
エロイーズ最高めっちゃかわいい
「ラストナイト・イン・ソーホー」エロイーズ役のトーマシン・マッケンジーめっちゃかわいい。
そこは置いといて、ラストナイトインソーホーめちゃ怖かったです。
今回は物語の考察中心に書いてみたいと思います。ネタバレ有り
登場人物だけおさらい
まずはタイトル、「ラストナイト・イン・ソーホー」=「昨晩のソーホー地区」
物語では憧れのロンドンとあるから、ロンドンのソーホー地区。
主要登場人物
主人公エロイーズ(個性:霊感)
裏主人公サンディ
物語展開と伏線、考察
1:サンディ=コリンズについての伏線
ラストに憧れサンディは大家コリンズと明らかになりました。その伏線を追っていきたいと思います。
(ややこしいですがサンディ目線はサンディ、コリンズ目線はコリンズと書きます)
昔から改修していない内装
契約を結ぶ際に長年改修していない。思い出(意味深)が詰まっているからと会話がありました。
実際はコリンズが相手をした男を殺害し、壁や床に隠していたためですね。
スーパー事故物件ということですな。
レトロ感に惹かれたエロイーズに引っ張られ違和感が緩和されていました。
部屋の中はにんにく臭い
部屋の中の腐敗臭を打ち消すためかな
20時以降男を連れて来てはいけない
借りる前の条件として20時以降は男を連れてきては行けないとありました。
サンディがジャック(諸悪)と最初に待ち合わせしたのも奇しくも20時でした。
おそらく、男の相手をしていたのも20時以降。根拠はないけど。
長年いるのにサンディが住んでいる期間と被っていない
20時以降に男を連れて来ては行けないのにサンディは男の相手をしていました。
ここが引っかかります。
最初はサンディの件があって20時以降の条件が追加されたと思いましたが、エロイーズが亡くなった女性の件をコリンズに訊いてもはぐらかしたのが怪しかったですね。
2:サンディが霊として見えていた考察
コリンズが「確かにサンディという若い女性はあの夜死んだわ」的なことからロンドンに憧れを持っていた”サンディ”はある意味で男に殺されたと解釈できます。
最初は純粋で美しく野心あふれる女性だったので、序盤は鏡を通して自分を見れおり自身の身だしなみをチェックしたりしてました。
そんな彼女にエロイーズも惹かれるところがあり鏡像のようにシンクロして動いていました。
しかしサンディが堕ちていくにつれてエロイーズとサンディは別々の行動を取るようになります。
鏡に映るエロイーズ=サンディの心境と解釈すると簡単です。
本当はしたくないことをサンディはしていたためエロイーズが目を背けることは当然彼女も嫌だったわけです。心が自身と乖離するようになっていったと。
きっと裏切られた夜というか殺人の晩真実はジャックが殺されたようですが心は、つまりサンディはあのように引き裂かれ殺されたということです。
そのため心の中のサンディが生霊みたいな形で具現化したと考えられます。
3:エロイーズの母親について考察
母親はエロイーズが7歳のときに自殺をしたらしく序盤と終盤に鏡越しで現れます。
序盤に現れたおかげでエロイーズに霊感があることがわかります。
して母親はロンドンの街に取り憑かれ疲弊した結果自殺してしまったと軽く本編で触れてました。
解釈が分かれるところです。謎です。
コリンズに殺された可能性が高いのかなあと。
本性を表しコリンズが薬を持ったとき「心理的に参って自殺したとして片付けるさ」というセリフから母親も同じように殺されたと受け取れます。
まずコリンズと出会ったもの”偶然床に落ちていた”独身寮の募集を見つけたためですが母親の仕業なのではないかと思っています。
中盤母親が見えないのは心が憧れたロンドンによって浮かれており文字通り眼中にない状態であったと思います。
そんなエロイーズにロンドンの恐怖教育とエロイーズの成長のために独身寮に呼んだ、そして母親も同じ経験をしたためサンディを救いたかった。
一石二鳥です。
結果的にあの体験を通してエロイーズは一皮剥け立派になりました。
(ジョンがいなかったら死んでましたがそれは……)
ハッピーエンドでしたがすべて母親のシナリオ通りであれば怖い話でもあります。
感想とまとめ
エロイーズがひたすらに可愛かったため満足できました。ひりひりとまとわりつくようなホラーテイストも良かったですね。
途中何度も一時停止したいと思いました。でも現実と同じように待ってくれない恐怖が追ってくるような体験が楽しかったです!