各種エンディングについて考察していきます!!
UFOエンド以外!あれはユニークエンディングだと思ってるから!!結局みんな宇宙人にやられてしまうんだ!!
大前提として私のサイレントヒルfの世界観イメージは以下の記事に書いています。

雛子の精神世界のみあらず。
精神世界に神が干渉して出来た世界というのが私のスタンス。
【呪いは雛の如く舞い戻る】
薬中エンドってある意味わかりやすいんだけど、全体的にぼやけてて意味が分からない。
「女性被疑者は二十代花嫁装束」
「身長は160cm少々 常善神宮より逃走中」
「赤と白のカプセル状の薬のようなものを犯行時に断続的に服用していたとのことです」
ここまでわかっていて、誰も被疑者の名前を口にしない。手配中くらい名前を明かすと思うのだが。
というか式の主役なんだから名前くらいわかるはず。
花嫁が雛子というのはエンディングのシーンで確認できる
・赤いカプセル
・鉄パイプ
から雛子が容疑者と思っていいと思う。
だけど警察が確信的な情報が把握できないのは、非現実ではないのであろうか。
現実世界ではなく非現実。
神様(主に稲荷様)からの干渉もしくは稲荷様(やはり稲荷様)の力と私は考える。
神隠しーー。
そう雛子は永遠にこの世界では見つからないよ!!なぜならこの世界は、雛子と神の作りし精神世界だから!!!
それと同時に「カクラマカクラ=白黒草」によって、内なる自分の中に逃げ込んだと思われる。
逃げ込んだというより、無意識に逃げてしまったがニュアンスとして正しいか。
修の「服用実験」により何夜も語り合ったといっていたので、時間は現実と等速ではないことが伺える。
そう(2日目)2週目のスタートですね。すべてはここから。そして呪いは雛の如く舞い戻るのだ!!
舞い戻るけど稲荷様は正確に雛子に付いていける。なぜなら雛子には「狐の胸飾り」という繋がりがあるのだから。
ちなみに

式場内で倒れている男性2名は、修と寛太(雛子の父)だと考えている。
一人は心肺停止と明かされているが、ここで学校の黒板に不穏な文字が書かれていることを思い返す。
「寛太 しんしっかん」
雛子が父親を攻撃したか(出来たか)不明だけど。もしくは攻撃されていないけど、雛子の行動でパニックになり倒れてしまったのかも。
またゲーム最後に雛子が取り乱しながら、住人の声で話す敵を攻撃している。
その中には修がいるので、修も犠牲者なのだろう。
もう敵も味方もなにもかも。やぶれかぶれの私にかまうなエンドなのだ。
感想
何も解決していない。考えることも放棄した、哀れな雛子の末路だと思う。ある意味可愛そうとも言えるけど、大人になりきれない子供とも思える。
【狐の嫁入り】
霊刀を祓いか所持していない。そして「狐の胸飾り」を奉納していない。
最後に「胡坐の布袋様」を雛子が飲む。この瞬間が今までのパワーバランスが崩れ稲荷様が優位となったタイミング。
九十九神様は最後のあがきで修を導きによって連れてくる。
そして修を利用して雛子を攻撃するが敗北。
九十九神様はこの世界から消えるが、修は寿幸と雛子という繋がりがあったから残れた。
雛子はこの二人を見て、決めた覚悟をさらに強めたのだろう。自ら白無垢になったのが、その覚悟の表れだと思う。
一番最後。
顔だけの雛子。おそらく”深水雛子”の顔を踏みつけておしまい。
最後の未練もつぶされる。すがすがしく稲荷様の勝利といえる。
感想
稲荷様が最終的に勝つエンディング。そして雛子が覚悟を決めるエンディングだと思っている。
バッドエンドとは思わない。”深水雛子”は居なくなるけど、雛子は生きるのだ。
何かを得るには何かを失う。当然のことである。
悪くない。だって、そうやって雛子も両親から生まれたのだから。
最終的に選んだ。
それが大事だと思う。
お姉ちゃんも言っていたけど、早く決断する必要は無かったかもしれない。だけど決断するには遅すぎた。
修か寿幸か選べない。そのまま行ってしまったら、ろくでもない未来は確実である。最悪不倫とか浮気に発展してしまうかも。
そうなったらサイレントヒルfとか神秘的な世界から、美しくない泥沼一直線である。
そう思うと未練を完全に断ち切った。というのは重要だと思う。
ある程度周りからの強制力などは現実世界でもあるし、バッドエンドではないと私は思う。
むしろグッドでは?とすら思う。
【狐その尾を濡らす】
霊刀が御神木から力を吸っていたように、九十九神様人形は雛子から力を吸っていた。
深水雛子が霊刀を所持してしまったものだから、(祓われていない)霊刀からも力を吸えるようになったと思っている。
そもそも御神木の力は水龍の力を吸っていたと思う。
そのため深水雛子から力を吸うことは、御神木から水龍の力を吸うと同じと考えている。

そうやって力をつけたので、パワーバランス的には九十九神様が優位となり、稲荷様が負けてしまったのだ。
現当主の九尾が出張ってこなかったのは、勝ち目がないと悟ったのかな。
九十九神様と水龍を同時に相手には出来ないのだろう。
最終的に修と駆け落ちしたあと、町が毒霧に覆われたとラジオで確認できる。
それを聞く人形。
信仰対象を稲荷様に変えた人間への復讐が完了したのだろう。
戎ヶ丘が水害や毒などの公害にあって、人が住めなくなったとしたら信仰してくれる人がいなくなってしまう。
ということは結局九十九神様はお終いか。とはならない。なぜなら、最初は御神木から信仰されていない刀が力を吸っていたから。
今は”深水雛子”から吸えばいい。九十九神様に土地は不要なのだ。
感想
「狐の嫁入り」と同じく良いと思う。
二人が幸せならOKです。
だけどこの先は地獄なのは間違いなく。その点「狐の嫁入り」に比べて可愛そうではある。
実家は頼れない、町にも戻れない。行く当てはあるのか。暮らしていけるのか。
法整備が整った中で街に駆け落ちは難しく、村に移住しても、よそ者が村人から噂されるのは間違いないと思う。
そして九十九神様が憑いている。”深水雛子”という稀血が別の土地神様を荒らしてしまう。
迷惑な邪神”深水雛子”にご期待ください。
こうなったらもおうエルデンリングのスタートだ。
【静寂なる戎ヶ丘】
雛子が神威(しんい)を遺憾なく発揮した結果、両神様を戎ヶ丘から退けてしまったエンディング。
胡坐の布袋様で霊刀を祓い、九十九神様の力を削ぐ。
九十九神様に胡坐の布袋様が有効なことから、水龍の化身ではないと思われる。
深水雛子は憑き物が取れたことで、決意を固めることができる。
ちなみに”雛子”にも影響があると考えている。
雛子が「狐の胸飾り」を付けたことで”深水雛子”も装備しおり、影響を受けるように霊刀の影響を”雛子”が影響を受けていると考えている。
よって以下のセリフは雛子達のセリフと読み取れる。


自宅前のお地蔵さんに胸飾りを奉納したことで、稲荷様の影響から脱却できるようになる。
雛子達は晴れて自由の身になる。
胸飾りが金の装飾品から、腐食して青銅になるのは稲荷様の栄華が朽ちていく暗示だろう。
結局金メッキだったことからして、表面は取り繕った形でも内情はボロボロなのが伺える。
水龍へ対抗する力も徐々におちていき、雛子が嫁いでも稲荷様の権威が落ちるのは時間の問題だったのかもしれない。


そんなこんなで雛子達は操ろうとしている神様の糸を、縁を切る形で振り払う。
深水雛子も両親からの話を受けて、自身の中になにかを見出したんだと思う。
迷いが消えた雛子達はこの地で一番強い。


過去を見ていた雛子達が、未来を見据えた瞬間である。
雛子達の精神も前向きになっていることが伺える。

祓ってしまうのだ!!



様々な思惑が関与しない戎ヶ丘。水没している町を眺める二人。
雛子達のおかげで水龍信仰もしくは、水龍が力を取り戻してしまった形だと考えている。
といっても雛子達が手綱を握っているのかな。
3枚目右下にお姉ちゃんの鈴が掛けられていることから、お姉ちゃんとの縁もこの地ではなくなり干渉を受けなくなったと思われる。

白と黒は九十九神様と稲荷様、深水雛子と雛子。
「逃げるも羽ばたくも、私たちが決める。私たちが望むときに」
感想
結果的に結論は出ていない。
前向きに検討します。といった具合かなあ。
悩みに他者の介入は存在しなくなったけども、いつ終わるのだろうかわからない。
場合によっては永遠に終わらないのかもしれない。
危険性のあるエンディングと思える。
解決していないから、今後の決断によっては必ず痛みが発生する。
トゥルーエンドではないと思うな。
お姉ちゃんも好きにしたら。って感じなのかも。
まとめ
みんなはエンディングが好きですか?
私はどれも甲乙つけ難いけど、なんだかんだ「静寂な戎ヶ丘」が好きなのかもしれない。
時間が無限にあればいいけどね。雛子はわがままだけどそれも良い。
雛子にとっては「狐の嫁入り」もグッドエンドだと思うけどね。