ネタバレなし、感想雑記
映画の予告を見て舐めてたんですが、しっかり怖かったです。
途中からネタバレ予告をして感想。
↓予告
アイドルが本人役で出演ということで、正直アイドルがメインであんまり怖くないのかなと考えていました。しかし、そんなことは杞憂でした。
リンクの予告はジャブみたいなもんです。
上映中はこのジャブですら効いてきます。
単体では効かないんですがフェイントと混ざってくるのでこれが効く。
劇中一発のボディブローが、ずっと響いてきて。フェイントやジャブ、ストレートがますます効いてくるんですよ。
予告だとアイドル感が強いですが本編はごりごりホラーで、アイドルの名前を知らなくても探偵の人が自然に丁寧に教えてくれるのでストレスが無いです。
そういったノイズも少なくて、むしろ追いつめられるアイドルが上手く不気味さにアクセントを加えてくれてよかったです。
この映画おすすめです。グロイ表現はほとんどないので大丈夫。
【以下ネタバレ注意】感想
しっかり怖くて楽しかったぁ!
正直予告を見たとき、女の子が可愛くてむしろご褒美やんと思いながら映画を見に行きました。が。
高谷さなちゃんしっかり狂人だったわ。うん。
ただ恐怖度的には高谷母ちゃんが群を抜いてたな。
めっちゃ鳥肌立った。
あのループ怖すぎ。
高谷さなに意識が行ってたから油断したよ…まさか母親のノイズボイスで迫ってくるのは卑怯だって。以下セリフはうろ覚え
「はーい、あら…どうしましょ。
すいません、今手が離せないものですから。ちょっとお待ちいただけますか?
さなーいい加減、掃除しなさーい!
もうお恥ずかしい。すみません…」
怖いよねこのループシーン。群を抜いて怖かった。
掃除機のケーブルや、母親の視線誘導からして階段から来るってずっと思ってたからやばかったよ!
こうセリフに妙に間が合って、セリフ中はさなが襲ってこないと思っていたから大丈夫だと思っていたら「私の息子をかえせせえ‘‘え‘‘え‘‘え‘‘え‘‘」
(うぉおおおおお!!!)※鳥肌ゾゾゾゾ
割と序盤っぽいこのシーンのせいでこの後のホラーシーン全て身構えちゃったよ。
思い返すとこのシーンが最大火力だった。
しかしこの火力は劇中尾を引くよね、終盤ホテルでみんなが消えていくシーンでさな母が来たシーンはやっぱり怖かった。多分同じように近づいてきても怖かったけど、近づいてこないのも不気味できゅっっとなってよかった。うん。
マネージャーがさなに同情をし助けたいと言っていた。最初は同感だったが、だんだんと謎を解明していくにつれて、これはさながやべーやつだと思い同情はしなくなった。
あれはなるべくしてなった幽霊…悪霊だよ…。
多分みんなカセットテープのB面を詳しく聴いていない、ゆえに裏の狂った面をマネージャー達は知る機会がなかったんだな。
あと、さな母とさな父が掃除機のコードを引っ張っているシーン。さな母は表情的に理解してやってるよね。親子そろってヤバい。
またカセットテープにみんなの生活音が入っているということは、あの劇中、つまり上映中はずぅっとさなちゃんが近くでカセットテープを録音していたことになる。怖い。
この映画の感想。やっぱり怖い。